学校選び

学校選びは恋愛に似ていると思う。
条件、相性、片思いで終わるのか、両思いになれるのか...

初めて見に行った学校がA中だった。

共学
英語教育に定評がある
宗教が無い
チアリーディングがある
生徒が明るく、規則も緩やか
我が家からは下りで1時間以内の通学圏

一目惚れ!!

この学校に入れたいがための中学受験と言っても良い位に
ほれ込んでしまった。
しかし、人気が高く中堅校から上位校に上がろうとしているA中は
タンポポにとっては雲の上の存在。
が、目標は高くあたって砕けろ精神で第1志望はA中学。

最後まで併願校が決まらなかった。
あまりにA中が我が家にとって完璧すぎたから。

そんな中、広末涼子が通っていた女子校の文化祭へ出かけた。
女子校は考えていなかったのだが、制服がかわいいと言う理由だけで
出かけてみたのだが、この学校を見て考えが変わった。
私は勝手に、女子校はなんか陰湿で「ごきげんよう」の世界だと
ばかり決めつけていたがS中は明るくて、垢抜けた感じがとても良かった。

しかし、女子校も含めて色々な学校に行ってみたものの
第1志望との併願となると、入試日や諸々のことで決まらない。
取りあえず、2/1の午後に合格を取っておくと言う事で
C中が候補に。
C中は遥か昔に私が公立高校の滑り止めに受けた学校。
まさか、また行ってみる事になるとは思わなかった。

私立は昔と今と同レベルで考えてはいけない

と良く言うが、やっぱり考えてしまう。

C中にしても最後まで塾の先生に
「お金を出してまで行く価値のある学校ですか」
と確認してしまった位だ。
C中に行ってみてちょっと考えが変わったのは
広報担当の先生の話を聞いたときだ。

「私達は偏差値だけを言うだけでは無いんですけど
 やはり、大事な事の一つではあるんですよ。
 そんな中、合格最低点を2科で100点とした場合
 C中は85点以上のお子さんを合格にします。
 繰上げ合格とか補欠とかはしません。
 学校の偏差値が上がらないから、と言っても
 校長が、合格は合格と言って譲らないんです。
 お子さんの事を考えて、繰り上げとか補欠とか言いたく無いと
 言ってるんですよ。
 それに、入学時の合計点が85の子が、K大やA大に合格してるんです。」

そんな時、ある雑誌で
「合格できた学校がその子のスタートに丁度良い学校なんだ。
 入り口よりどこまで伸ばして出口に到達させてくれるかが大事」

と言うのを見て、C中を第3希望にした。
 
12月に入っても相変わらず、第2志望が決まらない。
タンポポが「チアが無きゃ行かないからね」
の一言も決まらない理由だった。
ダンス部があるところはチラホラあるのだが、チアとなると
なかなかない。
塾の先生も懸命に探してくれて、B中が候補に上がった。
しかし、B中は我が家からは上りにあたり、女子校でキリストだ。
条件的には合わないなぁと思いながらも、クリスマスキャンドルの
行事へ行って見た。
今までで1番凄い人数の参加者にビックリ。
そして、校長先生と広報部長の先生の話で
この学校に決めた。
生徒のいい所をなんとか探して伸ばしていこうと言う
方針に惚れてしまった。
タンポポは決して目立つ子ではないから
そんな子でもきちんと目にかけてもらえるんではないだろうか
と思えるようなお話だった。

 


  
 




© Rakuten Group, Inc.